型枠工事 まさに建物の形を創る仕事
鉄筋コンクリート造および鉄骨造などのコンクリート構造物の打設用型枠を組み立てることが主な仕事です。型枠とは、固形化する前のコンクリートを流し込み、多様なデザインを形成するための枠で、一般的には合板(コンパネ)や角材・短管パイプを用いて組み立てていきます。
型枠は、2次元の図面を3次元に具現化してミリ単位の精度で作業を行うため、空間把握能力や手先の器用さなど、多くの能力が求められます。まさに建物の形を創る仕事といえます。設計者や建築主がイメージした作品(建築物)を具現化できるか否かは、まさに型枠の腕に掛かっているといっても過言ではありません。
また、日本の建築物の寿命は100年ともいわれるため、長期間多くの人が建物を目にすると同時に、その土地の景色も創り出します。それだけに型枠の仕事は責任重大ですが、誇りある仕事です。