鉄骨工事 建築物の“骨”の役割
鉄筋コンクリート造の鉄筋コンクリート、木造の木材と並び建築物の“骨”の役割を果たすものが鉄骨です。木材と比べ強度が高く、鉄筋コンクリートに比べて単位重量が軽いことから、大空間建築物に用いられます。
そんな鉄骨を工場で設計・製作し現場へ持ち込んで鳶工に建ててもらい、部材同士を接合するのが鉄骨工の役割です。建築物の骨を製作する鉄骨工は、構造的な専門知識、接合に用いる高い溶接技術が必要な職種です。
大規模建築や橋梁等の構造は今やほとんどが鉄骨造となっており、数ある建設業の業種の代表ともいえる業種が、鉄骨工です。建築物の屋台骨となる鉄骨を製作するには、建築構造に関する専門的知識はもちろんのこと、現場ではなく工場で加工することから、他職の外壁部材や窓の部材と取りあう部材を先行して取り付けなければならないため、幅広い知識が必要となります。
知識や技術、経験が必要なのでとても大変な仕事ではありますが、作品が出来上がったときの喜びと達成感は他の職種には味わえないほど感慨深いものがあります。